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鴻海傘下の樺漢、台湾Uターン投資を検討


ニュース 電子 作成日:2014年12月23日_記事番号:T00054559

鴻海傘下の樺漢、台湾Uターン投資を検討

 鴻海精密工業傘下の産業用コンピューター(IPC)メーカー、樺漢科技(Ennoconn)の朱複銓総経理は、新北市や桃園市などに台湾工場の設立を検討していると話した。ネットワーク機器の生産ラインを予定している。現在の工場は、鴻海の中国工場がある江蘇省昆山市、広東省深圳市に立地している。23日付経済日報が報じた。

 また朱総経理は、来年もM&A(合併・買収)を行うと述べた。規模は10億~20億台湾元(約38億~76億円)、ターゲットは業界大手で台湾、海外いずれもあり得、もし成功すれば合併効果はかなり大きくなると予想した。

 朱総経理は、買収したIPC向けネットワーク・セキュリティー・プラットフォームを手掛ける瑞祺電通(Caswell)と顧客回りをしており、反応は上々と述べた。米国、欧州や日本の新規顧客を獲得している。なお、鴻海からの受注は3%にすぎないと強調した。

 同社の11月連結売上高は前月比5.7%増、前年同月比151%増の5億7,000万元で過去最高だった。12月は瑞祺電通の買収効果で9億元を超える見通しだ。証券会社は、来年の連結売上高は100億元を超え、台湾最大手の研華科技(アドバンテック)に続くと予測した。