ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

テレビ用パネルが品不足、AUO・イノラックス稼働率向上


ニュース 電子 作成日:2014年12月24日_記事番号:T00054590

テレビ用パネルが品不足、AUO・イノラックス稼働率向上

 韓国の2大液晶テレビブランド、サムスン電子とLGエレクトロニクスの強いパネル需要と中国ブランドによる安定した調達が続く中、32、40、48、50インチなど50インチ以下の液晶パネルが全面的に供給不足となり、友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)は非需要期の12月に設備稼働率を引き上げている。24日付工商時報が報じた。

 AUOとイノラックスは、12月にパネル需要が減少すると予想し、10〜11月の稼働率を小幅に下げていた。しかしテレビ用パネルは12月の需要が落ちず、来年1月まで旺盛な調達が続く見通しの他、来年3月の受注状況が改善したため再び稼働率を引き上げた。

 市場調査会社、ディスプレイサーチの最新統計によると、第4四半期に32インチパネルのオファー価格は6〜8%、40、50インチは2〜3%上昇している。AUOとイノラックスはテレビ用パネルの出荷割合が下半期に44〜50%に達しており、証券会社は、両社の第4四半期見通しについて、売上高は1,000億台湾元(約3,800億円)以上を維持し、今年最高益が狙えると説明した。