ＩＣ設計大手、聯発科技（メディアテック）は23日、同社初のマルチワイヤレス充電チップ「MT3188」がワイヤレス充電の標準化団体、パワー・マターズ・アライアンス（ＰＭＡ）の認証を取得したと発表した。これにより同社はワイヤレス充電の３大規格のうち２件で認証を取得したことになり、残る１件も来年上半期に認証を取得できる見通しとなっている。24日付工商時報が報じた。
メディアテックは現在、ワイヤレス充電の３大規格のうちＱｉ（チー）とＰＭＡの認証を取得、Rezence（レゼンス）のみ未取得となっている。一方、同社のライバル、クアルコムは３大規格全てで認証を既に取得しているが、メディアテックがRezenceの認証を受ければ肩を並べることになる。
なお米国の安全規格開発および製品試験・認証機関、アメリカ保険業者安全試験所（ＵＬ）は台北市にワイヤレス充電技術に関する実験室を設置しており、ここでＰＭＡ規格に関する認証試験サービスを提供している。
