ニュース 政治 作成日:2014年12月25日_記事番号:T00054599
先月の統一地方選で当選した地方首長が25日、一斉に就任し、台北市でも同日午前、柯文哲新市長の就任式が行われた。中央社電などが報じた。
背広に赤いネクタイ姿の柯市長(右)は、宣誓文を読み上げた後、郝龍斌前市長(左)から市長の公印を受け取った(25日=中央社)
柯新市長は就任演説で、「当選したその日から全力で市政に取り組み、市政府のチームづくりのほか、『百日維新、4年の躍進、50年後の未来』という台北新計画を立案した」と述べるとともに、今後「首都生活圏」の周辺県市との協力を積極的に進めていく考えを表明した。
柯新市長はさらに、「我々が変える現在は次の世代の未来だ。100日の努力で市民は都市の進歩する脈動を日々感じることができるようになり、4年の躍進で積み重ねた成果は、今後50年の偉大な都市として完成を見る」と演説を結んだ。
初仕事はバスレーン撤去
柯新市長は就任に先立つ24日、初仕事として、台北駅前の忠孝西路にある未供用のバス専用レーンを撤去すると表明した。
問題のバス専用レーンは、建設から8年が経過しても供用が開始されず、渋滞の原因になっていることから、柯市長は選挙戦を通じ、撤去すべきだと主張してきた。郝龍斌前市長との会談では、撤去方針を見直す可能性も示唆したが、就任当初に撤去を実行することで公約順守の姿勢をアピールした。
柯市長は「2016年2月には北門高架橋への進入路が撤去され、車線の再調整が必要となることから、バス専用レーンの処理は早ければ早いほどよい」と述べ、25日夜にもレーン撤去に着手し、2日間で作業を完了する構えだ。
柯市長は「8年も供用を開始できなかったことは、設計が誤りだったことを示している。誤りは直ちに正していく」と強調した。
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