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台湾元安、来年の企業利益9%増も


ニュース その他分野 作成日:2014年12月25日_記事番号:T00054601

台湾元安、来年の企業利益9%増も

 最近、中央銀行の安値誘導を受けて台湾元が下落しているが、来年、台湾の上場・公開企業は、元安の恩恵で利益総額が今年比8.9%増加し、2兆元(約7兆6,000億円)の大台に乗る可能性があるとの見方が、台新証券投資顧問(台新投顧、TSIA)の荘明書総経理によって24日示された。25日付経済日報が報じた。

 荘総経理はまた、今年第4四半期の台湾元の下落幅は4.5%に達しており、上場企業の為替差益は100億元以上に達する可能性もあるとの見方も示した。

 国泰期貨証期顧問(キャセイ・フューチャーズ・コンサルタント)も来年は元安によって上場企業の利益が8%増えると予想している。同社では、電子業界の川下、石油化学、米国相手の輸出企業が特に元安の恩恵を受けると指摘した。

 台湾元は24日の外国為替市場の終値で1米ドル=31.815元まで下落し、過去4年3カ月で最も安くなった。