ニュース 石油・化学 作成日:2014年12月25日_記事番号:T00054608
国際原油価格の大幅下落に伴い、ナフサも安値となる中、台湾中油(CPC)は石油化学製品の原料となるエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼンなどの主要製品価格を12月に約20%引き下げた。引き下げ幅は今年最大で、川下メーカーの台聚集団(USIグループ)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)は利ざや拡大が期待できそうだ。25日付経済日報が報じた。
CPCは、ナフサ価格は先週1トン当たり過去5年で最低の500米ドル以下まで下がり、ここ数カ月で25.3%下落したと説明。これを受け、エチレンの12月契約価格は960米ドルと前月から190米ドル下落し、下落幅は世界金融危機以降で最大の20%に達した。プロピレンも23.7%下落し853米ドルとなった。
ただ、川下メーカーの製品価格の落ち込みは原料ほどではないため、エチレンを原料とするポリエチレン(PE)の1トン当たりの利ざやは80~100米ドル、エチレングリコール(EG)は50米ドルとなっている。
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