ニュース 石油・化学 作成日:2014年12月25日_記事番号:T00054610
原油安の影響でエチレン価格が13週連続で累計40%下落、プロピレンが21週で63%下落する中、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は来年1月から、エチレン生産能力計293万トンのナフサ分解プラント3基で10%減産するもようだ。減産後、市場の需給動向をみて再調整するとみられる。一方、台湾中油(CPC)は生産能力計110万トンの新第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、新三軽)と第4ナフサ分解プラント(同、四軽)で既に5%減産しており、来月は減産幅を10%に拡大する予定だ。25日付経済日報が報じた。
CPC主管は、原料の在庫圧力を緩和するため、今月既にプロピレン3万トン余りを輸出したが、川下顧客の調達は依然減少しており、新第3ナフサ、第4ナフサの稼働率を引き下げざるを得ないと説明した。
川下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)はアクリル酸エステル(AE)、高吸水性樹脂(SAP)を減産している他、来月年産能力アクリロニトリル(AN)の生産を全面停止する。台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は今月スチレンモノマー(SM)の生産を10日間停止した。台湾氯乙烯工業(TVCM)は塩化ビニルモノマー(VCM)の生産を停止中だ。
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