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TSMC中科工場拡張、環境評価難航で不透明に


ニュース 電子 作成日:2014年12月25日_記事番号:T00054619

TSMC中科工場拡張、環境評価難航で不透明に

 台湾積体電路製造(TSMC)が中部科学工業園区(中科)で計画している18インチウエハー製造などの工場拡張について、行政院環境保護署(環保署)は24日、環境影響評価委員会大会(環評大会)を開いたが、環境団体の反対で審査を通過せず、計画の先行きが不透明となった。25日付経済日報が伝えた。

 中科での工場拡張計画は、投資規模が総額5,000億台湾元(約1兆9,000億円)に上り、今年8月に環保署の専門小委員会第4回審査会議で、第2段階の環境影響評価を実施せず、直接環評大会で審議を行うことが決議された。このため、TSMCは来年3月の着工を見込んでいた。しかし、環境影響評価の難航を受け、建設地を南部科学工業園区(南科)に変更することも視野に入れているもようだ。

 中科管理局の王永壮局長は「環保署から資料の追加提出要求を受けており、来年1月までに環評大会を通過することを期待している」と述べた。