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15年の第一期稲作、水不足で休耕地域拡大


ニュース 農林水産 作成日:2014年12月26日_記事番号:T00054626

15年の第一期稲作、水不足で休耕地域拡大

 経済部は25日開いた第3回干害緊急対応小組工作会議で、水不足により来年の第一期稲作のためのかんがいを中止する地域として、新たに▽桃園・大漢渓流域、2万2,677ヘクタール▽新竹・頭前渓と鳳山渓の流域、4,606ヘクタール▽嘉南・曽文渓流域と白水渓かんがいエリア、8,492ヘクタール──の計3万5,775ヘクタールを指定した。いずれの地域でも第一期の稲作が休耕となる。既に今月17日に苗栗・明徳ダムのかんがいエリアや台中・大安渓流域でもかんがい中止を決めており、これによりかんがいを行わない地域の面積は合計4万1,576ヘクタールとなった。26日付自由時報が報じた。

 大規模なかんがい中止は台湾北部が大規模な干害に見舞われた2004年以来。当時は桃園、新竹、苗栗、嘉南の各地域の計6万5,000ヘクタールでかんがい中止措置がとられ、休耕に対する農家への補償金は26億台湾元(約100億円)に上った。

 今年10月と11月は降雨量が同月の過去最低を記録し、ダムの貯水量が減った結果、台湾全土の給水対象地域の72%で既に水道の夜間減圧措置がとられている。