ニュース 金融 作成日:2014年12月26日_記事番号:T00054636
台湾の金融監督管理委員会(金管会)と中国の中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は25日、北京で第4回会合を開き、▽分行(地域本部、支社)・支行(支店)の認可手続き加速▽金融発展と監督経験に関する定期交流▽天災や流動性危機など危機対応策で協力プランを立案する──の3点で合意した。その上で、必要に応じて、金融監督に関する情報交換を行うホットラインを開設する方針でも一致した。26日付工商時報が伝えた。
曽主任委員(左)は、中台間の信頼関係を深め、開放範囲をさらに広げていきたいと語った(金管会リリースより)
金管会の曽銘宗主任委員は「双方は日常の金融監督業務で問題が生じた場合、いつでも受話器を取って意思疎通を図ることで合意した。共同で銀行の中台間における不当競争行為を監督していくことも可能になる」と述べた。
台湾の銀行による中国での拠点開設をめぐっては、現在銀監会による同意待ちの案件が18件ある。これについて、銀監会は早期認可に取り組むことに同意した。曽主任委員は、台湾の銀行の中国拠点が来年にも50カ所を超えるとの見方を示した。
金融発展と監督経験に関する定期交流では、来年下半期に北京で共同のシンポジウムを開催することが決まった。
危機対応策では、危機発生時に直ちに相互通報を行い、必要に応じ、金管会銀行局長と銀監会国際部主任が共同で危機処理対応小委員会を設置するとした。
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