ニュース 電子 作成日:2014年12月26日_記事番号:T00054641
26日付工商時報によると、液晶パネル業界で最近、群創光電(イノラックス)の段行建董事長が辞任し、鴻海科技集団(フォックスコン)の機電・光電事業群を主導する戴正呉副総裁が後任に就くとの観測が出ている。ただ、イノラックスは「うわさにすぎない」と否定している。
段董事長は11月、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)総裁とともに記者会見に臨み、高雄・路竹工場に800億台湾元(約3,000億円)を投じてLTPS(低温ポリシリコン)パネルを手掛ける第6世代生産ラインを設置すると発表した。
しかしイノラックスは過去の債務問題から抜け出し、財務体質の改善にめどが立ったばかりの状態で、現時点で巨額の投資を行うことには内部からの反発も大きく、速やかにLTPS生産ラインの設置を進めたい鴻海との間であつれきが生じているという。段董事長はこうした状況に嫌気が差し、辞任の意志を示したとされる。
また旧・奇美電子(CMO)出身の王志超総経理についても、鴻海の邱創儀テレビ事業群副総経理と交代すると伝えられている。
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