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奇美博物館オープン、連日の大混雑


ニュース 社会 作成日:2015年1月5日_記事番号:T00054672

奇美博物館オープン、連日の大混雑

 石化大手、奇美実業の創業者、許文龍氏がこれまで個人的に収集した芸術品の数々を収蔵した「奇美博物館」が台南都会公園(台南市仁徳区)に建設された新館に移転し、1日にオープンした。


奇美博物館は欧州の宮殿のような外観だ(3日=中央社)

 4日付聯合報によると、オープン以降、連日多くの来館者が押し寄せているが、博物館側は入館者数を1日約4,300人に制限し、15分ごとに150人ずつ入館させる措置を取っている。入館には予約が必要となる。

 奇美博物館は元々、西洋美術を中心とする許氏のコレクションを展示するため、1992年に奇美実業本社ビルに開館したが、13年5月にいったん閉館。20億台湾元(約76億円)を投じ、新たに博物館専用の建物を建設した。

 許氏は「博物館を開くことは50年越しの夢だった。子どものころに小規模な無料の博物館によく出かけたが、いつか博物館を開いて皆さんに見てもらいたいと考えていた」と喜びに満ちた表情で語った。

 頼清徳台南市長は「台南に世界でも一流水準の博物館ができたことは、台南市が『文化首都』を目指す上で役立つ。奇美博物館は実業家が社会への還元を行う手本でもある」と述べた。