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12月製造業PMI、5カ月ぶり上昇【図】


ニュース その他製造 作成日:2015年1月6日_記事番号:T00054711

12月製造業PMI、5カ月ぶり上昇【図】

 中華経済研究院(中経院、CIER)が5日発表した12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1で前月比0.9ポイント上昇した。製造業PMIは昨年8月から下落が続いていたが、5カ月ぶりに上昇に転じた。6日付経済日報などが報じた。

 これについて中経院は、新規受注、雇用、生産の項目で上昇に転じ、景気拡大と景気後退の境目となる50を再び超えたものの、景気の回復力は限定的でスピードもやや遅いと指摘した。

 PMIを構成する項目のうち、原材料価格は原油価格下落により調査開始以来最低の31.1まで下落した。主要5項目は、▽雇用、52.2(前月比2.1ポイント上昇)▽新規受注、50.2(3.2ポイント上昇)▽生産、50.3(1.6ポイント上昇)──と3項目が上昇した一方、サプライヤー納期(48.3、0.2ポイント下落)と在庫(49.6、2.1ポイント下落)は下落した。

 今後の製造業PMIの見通しについて呉中書中経院院長は、12月に景気先行指数の意味を持つ「新規受注」が大幅上昇、「今後6カ月の景気状況指数」も49.8で前月比5.5ポイント上昇したことから、明るい兆しだと指摘した。