ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年1月6日_記事番号:T00054713
中国財政部国家税務総局は昨年12月31日、ボロン鋼(ホウ素を微量添加した鋼材)4品目の輸出時に9~13%の増値税(付加価値税)を還付する制度を廃止すると発表した。
対象となるのは熱延鋼板、棒鋼、ビレット、鉄筋の4品目。昨年1~10月の台湾へのボロン鋼輸出量は3,259万トンで、輸出量全体の44%を占めていた。
世界の鉄鋼価格は、中国が安価な鋼材を大量に輸出していることで低迷が続いてきたが、今回の増値税還付廃止によって中国製鋼材の価格は上昇する見通しで、台湾を含む諸外国の鉄鋼業界にとっては朗報となる。
6日付工商時報が台湾鉄鋼業界の話として伝えたところによると、中台の鉄鋼製品が競合するベトナムでは、熱延鋼板のCIF(運賃・保険料込み条件価格)は、増値税還付廃止を受け、当初の1トン当たり475米ドルから500米ドル余りに値上がりした。
中国鋼鉄(CSC)は今月16日に3月分の内需向け鉄鋼価格を発表するが、専門家は価格の下げ止まりを予想している。
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