ニュース 電子 作成日:2015年1月6日_記事番号:T00054718
業界の観測によると、ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)傘下のプラスチック筐体メーカーが金型を他社に売却し始めており、春節(旧正月、今年は2月19日)明けにも生産を停止する可能性がある。クアンタは観測を否定したが、ノートPCの出荷鈍化に伴う減産については認めた。6日付電子時報が報じた。
クアンタは従来、部品メーカーへの投資で垂直統合を進め、一貫生産体制を構築することで、調達コストを引き下げ、利益向上を図っていた。傘下のプラスチック筐体メーカーは一時、クアンタが受託生産するノートPCのプラスチック筐体の6~7割を占めるほどだった。
ある筐体メーカーは、中国政府が環境保護意識の高まりを受け、筐体塗装に対して従来の油性塗料でなく水性塗料の使用を求めており、水性塗料は落ちやすいため二度塗り、二度焼き付けが必要で、材料費や人件費がかさむため、一部工場は中国沿海部から内陸部に移転を迫られていると指摘した。
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