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台北市の路上駐車スペース、1~2年以内に有料化へ


ニュース 社会 作成日:2015年1月7日_記事番号:T00054730

台北市の路上駐車スペース、1~2年以内に有料化へ

 台北市は1~2年以内に無料の路上駐車スペースを全て有料化する方針を固め、まず文山区内の14本の道路で2月から有料化に踏み切ることを決めた。料金は1時間20台湾元(約70円)となる予定だ。一部には反発もあるが、柯文哲台北市長は受益者負担が原則だとして、押し切る構えだ。7日付中国時報が伝えた。


鍾交通局長は、将来的には公共交通機関の利用を促進し、駐車スペースを減らしたいと語った(6日=中央社)

 台北市には現在5万1,000台分の路上駐車スペースがあるが、有料なのは2万7,000台分にとどまっている。特に文山、南港、北投の各区では無料の駐車スペースが多い。担当部署の台北市停車管理工程処は、幅8メートル以上の大通りの駐車スペースを優先的に有料化したい構えだ。

 背景には無料駐車スペースを占用する市民に対する苦情が寄せられたことがある。

 台北市政府の鍾慧諭交通局長は「公共サービスは納税で賄われている。使用には料金を支払うべきだ。公平性を期すため、1~2年以内に段階的に市内全域で有料化を進める」と述べた。