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旧大使公邸での国旗掲揚式、米政府反発


ニュース 政治 作成日:2015年1月7日_記事番号:T00054734

旧大使公邸での国旗掲揚式、米政府反発

 台湾の駐米国台北経済文化代表処が1日、ワシントンにある旧中華民国駐米大使公邸の「双橡園(ツイン・オークス)」で国旗「青天白日満地紅旗」の掲揚式を行ったことに米政府が反発している。7日付自由時報が伝えた。


米政府関係者によると、すでに中国から抗議があったという(中央社)

 米国務省のサキ報道官は、「米国は双橡園での国旗掲揚式について事前には知らなかった。国旗掲揚は米国の政策に反するもので、米政府関係者は出席しなかった」と述べた。米政府は既に馬英九政権に不快感を伝えたもようだ。

 オバマ政権の高官は自由時報の取材に対し、「非公式関係をどう進めるかに関する双方の理解に明らかに反するものだ」と語った。

 これに先立ち、沈呂巡駐米代表は華僑団体の国旗掲揚式に出席した際、「(双橡園での国旗掲揚は)断交以来36年ぶりの成果だ」と述べ、駐米代表処からは報道資料と写真が配布された。

 双橡園での国旗掲揚式には、米国に駐在する台湾の武官が軍服姿で出席し、勲章の授与を受けた。沈代表は「国旗掲揚式と勲章授与について、米国側と暗黙の了解があった」と主張した。