ニュース 電子 作成日:2015年1月7日_記事番号:T00054745
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が6日発表した昨年第4四半期の連結売上高は前期比14.4%増の478億7,000万台湾元(約1,800億円)、純利益は4億7,000万元と、予想を上回った。これにより、昨年通年の連結売上高は前年比7.6%減の1,879億1,000万元、純利益は16億2,000万元となり、通年で黒字転換を果たした。7日付経済日報などが報じた。
証券会社は昨年第4四半期の業績好調について、スマホ出荷の成長に加え、グーグルと共同開発のタブレット端末「ネクサス9」の売れ行き好調が主因と分析した。
同社は2013年に上場以来で初めて赤字に転落したものの、コスト管理の厳格化、ミドルエンド機種の充実、ODM(相手先ブランドで設計・製造)メーカーとの提携を進め、昨年第2四半期から黒字を回復していた。
HTCは6日、米国で開催される国際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、ミドルエンドの「HTCデザイア826」を発表した(6日=中央社)
ただ、中国の小米科技(小米、シャオミ)、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、聯想集団(レノボ)など中国ブランドの台頭に、スマホ最大手のサムスン電子さえ脅威を感じている中、HTCは市場シェア拡大が見られず、今年は試練の年となりそうだ。
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