ニュース 社会 作成日:2015年1月8日_記事番号:T00054755
昨年11月の台北市長選挙で、絶大な支持を受けて圧勝した柯文哲台北市長(55)は、斬新な政策を相次いで発表し、好スタートを切ったが、妻で小児科医の陳佩琪さん(53)も、夫の人気に加え、自身の人柄も手伝って既に多くのファンができており、彼女の診察室を訪れる患者が増えている。
佩琪さん(左)は、選挙戦の間、夫を一生懸命支える姿が好感を呼んだ(YSN)
佩琪さんは澎湖出身で、台湾大学森林系に進んだ後、2年の時に医師を志し、同大学医学部に入り直した。そして大学の同窓生だった柯文哲氏と1991年に結婚し、1男2女をもうけた。
なお、佩琪さんは6日、自身のフェイスブックページで夫の選挙活動を振り返り、「選挙活動にお金がかかる上、住宅ローンも残っているにもかかわらず、夫は大学病院を辞めると言い出し、1年間は収入がなくなるから生活費は自分で何とかしてくれと告げられた」と出馬決定時の模様に触れ、それ以来、夫婦げんかが増えたと赤裸々に告白。対立陣営からのネガティブキャンペーンが強まるにつれ、夫婦間の争いも激しさを増していったという。
こうした状況を公の場に書き込むことについて佩琪さんは「政治家は常におしどり夫婦のイメージを保つべきだと言う人もいるかもしれない」と前置きした上で、「過去の政治家は自身や家族が聖人であるかのように振る舞ってきたが、そんな『神棚』の上に長く座り過ぎると足がしびれるし、転げ落ちたりしたら重傷を負いかねない」と自身はありのままの姿を貫く考えを示した。
こうした飾らない性格は佩琪さんがファンを増やす一因となっているようで、彼女のフェイスブックページには現在約25万人ものユーザーが「いいね!」をクリックしている。
また佩琪さんはもともと小児科医としての評価も高かったことから、子どもや孫に彼女の診察を受けさせようとする市民が増えている。彼女のフェイスブックを見て「人柄が良いと感じた」というある女性は、皮膚炎などを患う生後6カ月の孫に彼女の診察を受けさせるため、他の病院から台北市立聯合医院に転院させた。
この女性をはじめ患者の家族の多くは、「佩琪さんはとても根気よく診察してくれる」と口をそろえており、診察の合間に記念撮影にも気さくに応じてくれることもあり、今後ますます人気が高まりそうだ。
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