ニュース 電子 作成日:2015年1月8日_記事番号:T00054773
ノートパソコンのサプライチェーンでは最近、春節(旧正月、今年は2月19日)前後に中国で発生する労働力不足による出荷への影響を避けるため、積極的に在庫の積み増しを図っている。一部部品メーカーによると現在、倉庫は半製品在庫で溢れている状況だが、顧客は在庫は全て調達すると強調して生産を継続するよう要求しており、1月は高い出荷水準を維持する見通しだ。8日付電子時報が報じた。
業界関係者によると今年の春節は2月中旬に迎えるため、中国の生産ラインで働く従業員は1月末に給与を受け取った後に帰省し、春節を過ぎた後も職場に戻るまでには時間がかかる見通しだ。特に今年は復帰率が例年になく低いと予測され、労働力不足が深刻化する見込みだ。
こうした中、ノートPCメーカーは部品調達の前倒しを急いでおり、例年、クリスマスシーズン後は末端市場の在庫消化のため、部品調達が減速するが、昨年12月は出荷に落ち込みが見られず、さらに1月も同様の状況が続きそうだ。
ただ2月には出荷が急激に落ち込み、3月も在庫消化が進むとみられる。
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