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遠東航、IATAの決済機関から除名


ニュース 運輸 作成日:2008年2月14日_記事番号:T00005479

遠東航、IATAの決済機関から除名


 遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は13日、国際航空運送協会(IATA)の航空運賃決済機関(ICH)に対する84万米ドルの費用未払いで、同機関から除名された。同社の国際線運航が影響を受ける可能性がある。台湾中油に対する燃料費の不渡り発生に続き、遠東航空の財務問題は拡大の様相を見せている。14日付経済日報が伝えた。

 交通部民用航空局によると、ICHからの除名により、韓国・済州島で中国の航空会社便に乗り継ぐ航空券が使用できなく恐れがあるという。

 遠東航空はICHへの支払い期限が春節(旧正月)の期間中に当たり、資金調達が間に合わなかったと説明している。

 遠東航空は、米航空機エンジン大手プラット・アンド・ホイットニーからも保守費用の督促を受けている。さらに、民用航空局に納める着陸料とサービス料計4,486万台湾元(約1億5,300万円)の支払い期限も18日に迫っている。民用航空局は遠東航空が支払いに応じない場合、裁判所に強制執行を求めることになるという。最悪の場合、資産の差し押さえや一部路線の運航休止につながる可能性が指摘されている。