ニュース 機械 作成日:2015年1月9日_記事番号:T00054801
工作機械大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)の朱志洋総裁は8日、航空機部品などを手掛ける漢翔航空工業(AIDC)と提携を結び、航空機用複合材料の共同開発、生産を進めると表明した。フェアフレンドは初期投資として10億台湾元(約37億円)を投じて工場を建設する計画で、今年末の完工、来年年初の稼働を予定している。9日付経済日報が報じた。
朱総裁(左)は8日、中原大学(桃園市)の張光正学長(右)とスマート自動化、人材育成などにおける12年間の産学連携意向書も交わした(フェアフレンドリリースより)
朱総裁によると、提携に関し両社は既に合意に達しており、フェアフレンドは台中市の既存工場と土地を利用して新工場を設置し、グループ傘下のイタリア子会社、JOBSなどから設備を購入する予定だ。またフェアフレンドは漢翔の下請けメーカーにもドイツやイタリア子会社のハイエンド5軸マシニングセンターなど生産設備を提供する方針だ。
さらにフェアフレンドは今年、8億元を投じ、航空宇宙産業向けハイエンド工作機械用部品の加工を手掛ける工場も台中に設置する計画だ。
なお世界的な航空宇宙業界の景気向上を受けて漢翔は現在、約5年先まで受注が埋まっている状態で、今年は24億元を投じて台中工場および岡山工場(高雄市)の拡張を進める。
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