ニュース 電子 作成日:2015年1月9日_記事番号:T00054805
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の謝清江総経理は7日、経済日報とのインタビューで、「当社の第4世代(4G)移動通信規格チップは今年、必ず世界市場でシェアを拡大し、遅くとも2016年にはクアルコムと肩を並べたい」との考えを示した。9日付経済日報が報じた。
謝総経理は、同社は3G時代に技術レベルにおいてクアルコムに4〜5年の後れを取っていたが、4G時代に入りその差は既に1〜2年に縮まっていると強調した。なお同社は昨年、16年までにクアルコムとの技術差を半年以内に縮めるとする内部目標を設定したとされるが、今回、来年にはクアルコムにシェアで肩を並べると表明したことは、目標をさらに前倒ししたことを意味すると経済日報は指摘した。
謝総経理は、技術レベルと製品品質でクアルコムに追い付けば、価格面での強みを持つメディアテックは今年から来年にかけて大幅に業績を伸ばすとの見通しを示した。
謝総経理はこの他、「携帯電話チップ事業では特に大陸(中国)市場において好成績を挙げてきたが、当社はさらなるグローバル化を進めたい」との考えを示し、今後は欧米など先進国市場の開拓が重点目標となると語った。
なお米市場調査機関、ストラテジー・アナリティクスによると、昨年中国の携帯電話チップ市場において、クアルコムは約50%のシェアを占め、メディアテックは25%にとどまった。こうした中、メディアテックが来年、世界シェアでクアルコムに肩を並べるには、今年50%の増収を達成する必要があると経済日報は指摘した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722