ニュース 社会 作成日:2015年1月12日_記事番号:T00054811
中南部を中心に鳥インフルエンザが拡大しており、感染はこれまでに屏東、嘉義、雲林、台南、彰化の各県市の28の飼育場に拡大し、死んだアヒル、ガチョウ、ニワトリは3万3,000羽以上に達した。行政院農業委員会(農委会)は11日、原因ウイルスが、世界初の新型高病原性H5N2型ウイルスと台湾では初となる高病原性H5N8型ウイルスの2種であることを特定したと明らかにした。新型のH5N2型ウイルスは渡り鳥による感染段階で生まれたとみられ、毒性が既存のウイルスよりも強いという。12日付蘋果日報が報じた。
休場日だった台北市の卸売市場でも12日、場内および周辺で消毒作業が行われた(12日=中央社)
農委会が明らかにしたのは、飼育場6カ所で採取したサンプルの検査結果で、雲林県のガチョウ飼育場4カ所、屏東県のアヒル飼育場1カ所で新型H5N2型ウイルスが、嘉義県のガチョウ飼育場でH5N8型ウイルスがそれぞれ確認された。検査結果は直ちに国際獣疫事務局(OIE)に通報された。他の飼育場の検査結果は12日以降に発表される。
被害が最も深刻な雲林県では、11カ所の飼育場で1万7,000羽の家禽類が死んだ。嘉義県でも10カ所で1万4,000羽が死んだ。
農委会は12日から14日正午まで台湾全土の家禽(かきん)類の食肉処理場50カ所以上が操業を停止し、2日半をかけて消毒作業を行うことを決めた。感染が確認された6カ所の飼育場ではガチョウ8,500羽、アヒル7,000羽が殺処分される。
農委会によると、今回の感染は昨年、屏東県内の養鶏場でニワトリがH5N2型ウイルスに感染しているのが確認されたのがきっかけ。その後、昨年12月30日以降、屏東県内ではアヒルやガチョウが大量死したとの報告が寄せられていた。
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