ニュース 政治 作成日:2015年1月12日_記事番号:T00054812
柯文哲台北市長が就任直後から市政に大なたを振るう中、2017年の台北ユニバーシアードに向け、新北市林口区に建設中の選手村の付属施設を「無駄遣い」と切り捨てた。12日付中国時報などが報じた。
柯台北市長(中)は選手村を視察後、新北市政府と内政部営建署との合同会議の早期開催を望むと話した(11日=中央社)
選手村の付属施設は、3,500人収容の食堂、冷房、洗濯機、会議室などで、内政部営建署が管理する国民住宅予定地に整備されるが、12日間の日程終了後は取り壊され、新北市政府に国民住宅用地として引き渡されることになっている。
柯市長は11日、「話を聞いて腹が立った。どこにこんな設計があろうか。設計サイドが将来の長期的使用者と意思疎通しなかったため、選手村と国民住宅の間で継承がなされない事態になった」と批判した。
柯市長は台北市ではなく、新北市内に建設される問題の施設について、「越境批判」を行った格好だ。
台北ドーム、地下道を再検討
一方、台北市内では松山たばこ工場跡地に建設されている台北文化体育園区(通称・台北ドーム)に関連し、ドームと国父記念館を結ぶ地下道を建設した場合、地上にある樹木37本が移転を迫られるとして、環境団体が反対している。これについて柯市長は10日、「地下道は設置しなくてもよいかもしれない。そうすれば樹木移転の問題もなくなる」と述べた。市側はあくまで一つの選択肢として検討していく構えだ。
地下道は本来、ドームの人の流れを分散させる目的で設計されたが、台北市の鄧家基副市長は「1週間以内に方針を決定したい」と述べた。
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