ニュース 電子 作成日:2015年1月12日_記事番号:T00054831
12日付工商時報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)は、中国において同グループが取得した仮想移動体通信事業者(MVNO)用事業免許を通じ、通信回線網を他社から借りて通信サービスを手掛ける「訊捷公司」を既に設立したもようだ。春節(旧正月、今年は2月19日)後、第1四半期中に試験サービスを開始するとみられる。
中国において通信会社としての事業免許を取得した台湾企業は鴻海が初めて。観測によると、訊捷は既に中国電信(チャイナ・テレコム)と提携に合意したとされる。
訊捷のMVNO携帯電話サービスはまず、鴻海が中国に抱える100万人以上の従業員をターゲットとし、その後、従業員の親族や提携企業へとユーザーを拡大する計画とされる。
さらに訊捷は、今後中国で固定電話やブロードバンドサービスの事業免許発給が台湾企業に開放された場合、同分野に参入する可能性もあると工商時報は指摘している。
この他、11日付経済日報によると鴻海は今年第1四半期、傘下の亜太電信を通じ、第4世代移動通信(4G)サービスと連携したオーバー・ザ・トップ(OTT)型のマルチメディアプラットフォーム「Gt吧」の提供を開始する。亜太電信電信によると、Gt吧は専用のセットトップボックス(STB)を利用して端末を連結し、映像、音楽、教育関連などさまざまなコンテンツを家庭内のテレビで楽しめるようにするものだ。
また、鴻海が出資する台湾智慧光網(Taifo)も、同社が台北市で展開する光インターネット接続サービスにおいても、月額100台湾元(約370円)余りで80以上のチャンネルやビデオオンデマンドサービスを利用できるOTT型プラットフォームを提供する計画だ。
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