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TSMCのLED事業、エピスターが買収へ


ニュース 電子 作成日:2015年1月12日_記事番号:T00054836

TSMCのLED事業、エピスターが買収へ

 発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)は9日、台湾積体電路製造(TSMC)およびその子会社から、TSMC傘下でLED事業を手掛ける台積固態照明の94%の株式を8億2,500万台湾元(約31億円)で買収し、経営権を獲得すると発表した。買収手続きは早ければ今年3月中に完了する見通しだ。TSMCによる子会社売却は初めてのケースで、同社はLED事業から全面的に撤退することになる。12日付経済日報などが報じた。

 2011年8月に設立され、現在従業員数400人の台積固態照明は現在、保有するMOCVD(有機金属気相成長法)装置が5台以下で、昨年の売上高も1億元に満たなかった。またこれまでの累計赤字は47億5,000万元に上っている。

 なおエピスターの張世賢・副総経理は、同社が今後2年以内にTSMCを引き受け先とする現金増資を実施すると表明。出資額は約6億元で持ち株比率は1%となると明らかにした。これによりエピスターはファウンドリー大手2社のTSMCと聯華電子(UMC)から同時に出資を受けることになる。