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台中MRT緑線、18年試験運転へ


ニュース 運輸 作成日:2015年1月13日_記事番号:T00054846

台中MRT緑線、18年試験運転へ

 林佳龍台中市長は12日、建設中の都市交通システム(MRT)緑線(台湾高速鉄路=高鉄台中駅〜北屯機場、全長16.71キロ)が2018年11月に試験運転を開始するとの見通しを示した。当初予定の20年末より2年の前倒しとなる。


林市長は、胡志強前市長は緑線の試験運転開始時期を16年末と話していたが、実情と大きく異なると語った(台中市リリースより)

 林市長は、監察院審計部台中市審計処の報告によると、緑線は用地取得の遅延と複数回にわたる工事の入札不落で建設が著しく遅れていると指摘。また、土地徴収条例が12年9月に改正され、地権者への補償額を時価に基づき決定するようになり、用地取得経費が改正前から80億台湾元(約300億円)増加したことが行政効率の低下を招いたと述べた。

 林市長は、交通部長と台北市政府捷運工程局長を歴任した林陵三副市長に工期短縮を指示したと説明。林副市長は、緑線建設に関わる各局間の連携を強化していく他、夜間工事などで工期を2年短縮できると指摘した。