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イノラックス650億元協調融資、銀行団と合意か


ニュース 電子 作成日:2015年1月13日_記事番号:T00054863

イノラックス650億元協調融資、銀行団と合意か

 13日付経済日報によると、液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が申し入れていた、借入金返済のための借り換えを目的とする650億台湾元(約2,400億円)の協調融資(シンジケートローン)に、銀行団が同意したとの観測が出ている。これに対しイノラックスは「市場の情報にはコメントしない」としたが、2月初めにも契約を締結する見通しとされ、同月10日のオンライン業績説明会で段行建同社董事長が発表するものとみられる。

 イノラックスの前身である奇美電子は業界景気が低迷していた2012年4月、当時2,400億元近くに上った債務の繰り延べで債権行と合意。5年かけて償還する契約を結んだ。

 そしてイノラックスは昨年末に発表した声明で、既に1,200億元を返済しており、その上で債権行に借り換えを目的とする800億元の協調融資を申し入れていたと表明した。しかし、その後同社の収益が好転したことから融資額を650億元に変更。債権行も最近のパネル業界景気の改善を好感し、融資に同意したもようだ。

 なお消息筋は今回の協調融資について、3行で審査を通っていないが、13行の同意を得ているため大勢には影響しないと指摘している。