ニュース 石油・化学 作成日:2015年1月14日_記事番号:T00054881
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の東聯化学(OUCC)が20億台湾元(約74億円)余りを投じて林園工場(高雄市)で進めていた、エチレンオキシド(EO)プラントの拡充工事がこのほど完了し、今月下旬に生産を開始する見通しだ。今回の拡張により同工場におけるEO年産能力は36万トンと、従来より50%増強される。14日付経済日報が報じた。
また東聯化学では、EOを原料とする酸化エチレン誘導品のアミノエタノール(年産能力8万トン)、エチレンカーボネート(同6万トン)生産ラインの稼働率は昨年平均50%にとどまっていたが、工場拡張後は年産量が計8万トン増える見通しだ。両製品の販売価格を1トン当たり1,400~1,500米ドルで試算した場合、今年の売上高に40億元の貢献が見込まれる。
証券会社は、EO生産能力増強は東聯の今年の売上高に前年比30%成長をもたらすと予測している。またアジアでは需給逼迫(ひっぱく)によりアミノエタノール、エチレンカーボネート価格が高止まりしており、同社の増益にも貢献しそうだ。
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