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メディアテックが組織再編、「四天王」が各部門を主導


ニュース 電子 作成日:2015年1月14日_記事番号:T00054890

メディアテックが組織再編、「四天王」が各部門を主導

 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)はこのほど、▽ワイヤレス製品事業群▽家庭娯楽製品事業群▽無線聯通事業部▽データセンターネットワーク事業部――の製品別4大事業群・部に分ける組織再編を実施。各部門のトップには「四天王」と呼ばれる有力幹部が就任することが明らかとなった。14日付工商時報が報じた。

 スマートフォンやウエアラブル(装着型)端末向け製品などを手掛けるワイヤレス製品事業群は、これまで一貫して携帯電話向けチップ事業を主導してきた朱尚祖・シニア副総経理が責任者を務める。

 テレビ、タブレット端末向け製品などを手掛ける家庭娯楽製品事業群のトップには陳冠州シニア副総経理がトップに就任。同事業群では、メディアテック創業時の主力製品である光ディスクドライブ向けチップも対象とする。

 存続部門となったルーターなどネットワーク機器向け製品を手掛ける無線聯通事業部は、蔡守仁事業部総経理が引き続き責任者を務める。今年は売上高構成比を昨年の20%から30%に引き上げることを目指す。

 また、メディアテックはサーバー市場への参入を表明していないが、今回の組織再編で謝瑞琛氏が事業部総経理を務めるデータセンターネットワーク事業部を立ち上げており、今後参入の可能性が高まっている。

 なお13日、メディアテックが年初に通信キャリア最大手、中華電信子会社の中華精測科技(CHPT)に出資していたことが明らかとなった。持株比率は2.5%。

 中華精測科技は中華電信研究所内部の高速プリント基板(PCB)開発チームを前身として2005年8月に設立され、半導体テスティング(検査)用各種プリント基板の開発を手掛けている。