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台塑の漳州ステンレス投資、今週中に政策審査 


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年2月14日_記事番号:T00005492

台塑の漳州ステンレス投資、今週中に政策審査 

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が中国福建省漳州市に計画している1億米ドル規模のステンレス工場について、経済部は政策面について判断する審議会を今週中に開催し、認可を下す見通しだ。半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)世界最大手、日月光半導体(ASE)の「日月光封裝測試(上海)」への増資3,000万米ドルについても今週審査が行われる見通しで、総統選挙前に2大中国投資案の認可が実現しそうだ。14日付経済日報が報じた。

 台塑集団は昨年8月、経済部投資審議委員会(投審会)に同計画を申請した。台湾で計画している大規模製鉄所計画と合わせた上下流の垂直統合による競争力強化が目的だ。

 日月光の増資案は、垂直統合型デバイスメーカー(IDM)やIC設計最大手の聯発科技(メディアテック)の需要に応えるためで、生産能力の拡大が目的だ。同社は認可が下りれば、子会社J&Rホールディングスを通じた、中国山東省の威海愛一和一電子の買収案などにも見通しがつきそうだ。