ニュース 電子 作成日:2015年1月15日_記事番号:T00054926
ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は、第2四半期に14ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスによる試験生産を行う予定だ。もし下半期に顧客の製品がテープアウト(設計完了)すれば、来年量産を開始できる見通しだ。15日付工商時報が報じた。
UMCは既に月産能力3,000枚の14ナノプロセス生産ラインを設置し、顧客にサンプル出荷を開始した。
UMCは従来自社で先進プロセスの研究開発(R&D)を行っていたが、28ナノプロセス以降は費用がかさむため、2012年にIBMとライセンス契約を締結している。これにより、20ナノプロセスを抜かして14ナノプロセスを導入し、ライバルの台湾積体電路製造(TSMC)、サムスン電子との差を縮める戦略だ。
一方、UMCの28ナノプロセスはクアルコム、聯発科技(メディアテック)など5社のチップが量産に入り、昨年第4四半期にウエハー投入枚数が大幅に増えた。顧客10社以上のチップがテープアウトし、試験生産に入った。昨年第4四半期売上高のうち28ナノプロセスは5%を超えた。UMCは生産能力増強を進めており、今年中に月産能力が2万枚に増え、下半期に売上構成比は10%を超える見通しだ。
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