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台中の台湾タワー、建設中止へ


ニュース 建設 作成日:2015年1月19日_記事番号:T00054962

台中の台湾タワー、建設中止へ

 台中市の新たなシンボルとして胡志強前市場時代に「水ナン経貿園区(ナンはさんずいに南)」への建設計画が決定された「台湾タワー」について、林佳龍市長は19日、既に建設予算が150億8,000万台湾元(約560億円)へと、市議会で承認を受けた80億元の約2倍に膨れ上がっており、タワーの意味も不明だとして、建設を見合わせる考えを示した。中央社電などが報じた。


建設見合わせを表明する林市長。国民党市長が交代した台北、桃園、台中の3市では、従来の建設計画に相次いで厳しい目が向けられている(19日=中央社)

 林市長は、台湾タワーの建設が地上げを生むことは許されないと指摘。台中市政府は前市長時代、「水増し文化」に染まっていたとして、年間565万人の観光客が来訪するという市の見積りを、あり得ない数字としてやり玉に挙げた。そして、工事の違約金が3億元以下であれば建設を撤回し、代わりに周辺の研究開発(R&D)と連携した用地の用途を検討すべきだと述べた。