ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年1月19日_記事番号:T00054973
中国鋼鉄(CSC)は16日、3月の台湾域内向け製品のオファー価格を平均2.27%引き下げた。最近の世界市場での値下げ競争を反映した形だ。17日付蘋果日報が報じた。
1トン当たりの引き下げ幅は、▽鋼板、360台湾元(約1,330円)▽熱延製品、622元▽冷延製品、842元▽電気亜鉛めっきコイル、600元▽電磁鋼板コイル、504元▽溶融亜鉛めっきコイル、600元──。棒線は据え置いた。
今回の値下げについてCSCは、中国、日本、韓国の主要鉄鋼メーカーが輸出オファー価格を相次いで引き下げる中、海外メーカーとの価格差を縮め、川下メーカーの受注競争力を支えるためと説明した。
今後の鉄鋼価格の見通しについてCSCは、▽中国が今年から輸出用ボロン鋼への増値税(付加価値税)還付を廃止したため公平な市場環境に戻る▽欧米での景気刺激策実施による需要増▽中国で今年から新しい環境基準が導入され古い生産ラインが淘汰(とうた)される──などの要因から、第2四半期より上昇に転じる可能性があるとみている。
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