ニュース 電子 作成日:2015年1月19日_記事番号:T00054977
中堅通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は16日、昨年第4四半期に第3世代(3G)移動通信方式「CDMA」関連ネットワークの資産価値減損を受けて103億6,600万台湾元(約390億円)の損失を計上したと発表した。これにより同社の2014年業績は1株当たり2.7元の赤字に転落する。なお同社に出資する鴻海精密工業も出資比率に応じた損失を計上することになるが、損失額について証券会社は15億元前後と予測している。17日付経済日報などが報じた。
亜太電信の洪龍珠財務長は、「CDMA技術を4GのLTEに滞りなく移行させることは困難なことから、CDMAネットワーク技術の破棄を加速させるため、一気に資産価値の減損を計上した」と説明。当初4年を予定していた費用の償却を2年以内に完了し、LTEなどの主流技術に注力する方針だ。
現在亜太電信が抱える182万件のCDMA2000ユーザーは17年までに同社4Gサービスに移行させる計画で、これに伴い台湾のCDMAサービスはその歴史に幕を閉じることになる。
なお鴻海は昨年5月、亜太電信の第三者割当増資に応じ、116億5,700万元を出資。同社の株式14.99%を取得している。
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