ニュース 政治 作成日:2015年1月20日_記事番号:T00054989
朱立倫・国民党新主席は19日、馬英九総統が主席時代に設けた党幹部会合の中山会報(中山会)を廃止した。馬総統に集中していた政策決定権を、党の最高意思決定機関である中央常務委員会(中常会)に戻す狙いだ。20日付自由時報などが報じた。
党の立て直しが課題の朱主席(右)は、馬総統(前左)との違いをアピールすることを最初の仕事に選んだ(中央社)
中山会は、馬総統が台北市長を務めていた2005年、国民党主席選に立候補した際に選挙対策本部に設けた幹部会合「虎山会報」を前身とする。馬総統は主席就任後、同会合を中山会報に改名し、馬氏の側近や党幹部らによる非公開の会議として毎週火曜日に開催してきた。中常会(水曜日開催)の議事も中山会で報告されるため、中山会が党の事実上の最高意思決定機関となり、中常会の形骸化が進んだ。
朱主席の中山会廃止決定に中常会の委員は相次いで支持を表明。曽文培委員は「中常会は本来の機能を取り戻すべきで、中山会は不要だ」と述べた。
この他、注目されていた国民党秘書長の人事では、大方の予想通り新北市副市長を歴任した李四川・行政院秘書長の就任が決まった。
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