ニュース 政治 作成日:2015年1月20日_記事番号:T00054990
柯文哲台北市長が鴻海科技集団(フォックスコン)の主導する3C(コンピューター、通信、家電)製品の大型販売店「三創生活園区」について、落札過程に疑問を示したことを不服として、鴻海が当時の入札記録公開を求める新聞広告を掲載したことをめぐり、柯市長は19日、「大企業による脅迫は受けない」と全面対決の姿勢を表明した。20日付自由時報が伝えた。
柯市長は20日、「私は鴻海から資金援助を受けてないし、同社に何の借りもない。公正に行政を行っているだけだ」と語った(20日=中央社)
柯市長は「鴻海は300万台湾元(約1,100万円)を超える費用を使い、新聞広告で台北市に48時間以内に回答しろと指図した」とし、「大企業がこんなに傲慢(ごうまん)な態度を取ってもよいのか」と批判した。
その上で、「政府機関に最後通告を行ってもよい大企業はない。この国は大企業にコントロールされるべきではない」と強調した。
鴻海は19日付新聞各紙に柯市長を批判する広告を掲載し、三創生活園区の工事を一時中断した。
一方、在任当時の大型インフラ事業が次々と柯市長による批判にさらされた郝龍斌前市長は「都市の行政運営には能力を示すべきであり、前任者を踏みにじることで(自身の)市政に対する不理解を隠すべきではない」と批判。「最近柯市長のチームが一方的な情報で過去の市政府による行為を侮辱していることは耐え難い」と不快感を示した。その上で、「全ての資料は市政府にあり、完全にオープンにし、チェックを受けるべきだ」と述べた。
郝前市長の批判に対し、柯市長は「郝前市長のチームが最初からオープンで透明な態度を取っていれば、現在こんな問題はなかったはずだ」と反論。実際に多くの文書の所在が分からず、対応に追われているところだと説明した。
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