工作機械大手の東台精機（東台マシン＆ツール）と程泰機械（グッドウェイ・マシン）は今年、自動車および航空宇宙産業向け需要の高まりを受けて新規受注が相次いでいることから大幅な増収が期待でき、両社とも年間売上高100億台湾元（約370億円）を突破し、過去最高を更新する可能性があると証券会社は予測している。20日付蘋果日報が報じた。
東台の昨年度売上高は前年比18.79%増の91億3,200万元を記録。主に中国市場の成長や自動車市場の世界的な景気好転に恩恵を受けた。これにより自動車、バイク産業向けの売上高構成比は40%近くに拡大した。今年も需要好調が持続しており、同社は４月末まで受注見通しが立っている状況だ。
一方、程泰の昨年の売上高も前年比32.94%の大幅成長を達成し、78億2,000万元を記録した。特に同年第４四半期の売上高は、傘下の同業、亜イ機電（イは山の下に威、ＡＷＥＡ）と共同で新設した中国・呉江工場（江蘇省）が稼働したことから22億7,900万元と四半期ベースで過去最高を記録した。
程泰も現在、４月末まで受注見通しが立っている状況で、証券会社は同社が今年も高成長を維持するとの見方を示した。
