ニュース 電子 作成日:2015年1月20日_記事番号:T00055005
電子ペーパー(EPD)の元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)はこのほど、傘下の韓国子会社、ハイディスの韓国の仁川生産ラインの閉鎖を董事会で決議した。20日付工商時報が報じた。
元太は2007年に93億台湾元(約350億円)を出資し、ハイディスを傘下に収めた。第2.5、3.5世代の計3本の生産ラインを得たが、世代が古く生産規模も大きくないため生産効率が悪く、ハイディスは赤字を計上し続け元太には重荷となっていた。そのため、昨年初めに生産ラインを1本に集約し経営改善を図ったが、効果が見られないため、閉鎖を決めた。これにより、元太は韓国での生産拠点を失うことになる。
ただ、出資時に得たFFS方式の広視野角パネル技術の開発、ライセンス授権は今後も続ける予定だ。元太は授権先のLGディスプレイ(LGD)、友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)、シャープ、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)といった液晶パネルメーカーからライセンス収入を得ており、14年通年で約30億元を獲得。同社の大きな収益源となっている。
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