ニュース 商業・サービス 作成日:2015年1月21日_記事番号:T00055017
市場調査会社、カンター・ワールドパネルは20日、台湾のコンビニエンスストア業界ではここ2年、包装食品を購入する来店客数が大幅に減少したと指摘した。一連の食品安全問題で消費者が購入に慎重になる中、生鮮食品を強化したスーパーマーケット最大手の全聯福利中心(Pxマート)や、持ち帰り飲料店に客足が流れたと分析した。
カンター・ワールドパネルによると、全聯は出店拡大とブランド再構築を同時に進め、35歳以下の若年層取り込みに成功。コンビニの過去1年の業績の15%が全聯に流れ、特に乳製品、冷凍食品、包装飲料、スナック菓子などが影響を受けたと指摘した。
同社は、コンビニの包装飲料販売額は過去1年で9%減少し、うち49%は持ち帰り飲料店に流れたと分析。持ち帰り飲料店は、甘さなどを調整してその場で作られるため、新鮮、安全、ヘルシー、おいしさを求める消費者ニーズに合致した。また、コンビニでは包装飲料と同時購入が多かったスナック菓子の販売も落ち込んだ。
同社は、消費者が新鮮、健康、カスタマイズを志向する中、コンビニの包装飲食品販売は減り続けると予想した。
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