ニュース 食品 作成日:2015年1月21日_記事番号:T00055025
新竹市政府は20日、油脂メーカー6社が生産している空揚げ油の成分検査で、商品表示を上回るトランス脂肪酸(TFA)や重金属のクロムが検出されたとして、メーカー名と商品名のリストを公表した。21日付経済日報が伝えた。
新竹市政府は20日、管轄内のレストランや学校に使用禁止を通知した(20日=中央社)
今回問題が指摘されたのは、▽美食家油炸専用油(大統益)▽大成純炸油(大成長城企業)▽泰山鮮榨的番好炸油(泰山)▽福懋頂級烹調油(福懋油脂)▽漢氏益康耐炸油(同)▽福寿特級耐炸油(福寿実業)▽台糖烤酥油(台湾糖業)──。
新竹市政府は「100ミリリットル当たりのTFA含有量が0.3グラム以下でなければ、成分表示にゼロとは表示できないが、TFAに関する不当表示が見つかった」と説明した。
しかし、衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は、部分水素化工程を経て、100ミリリットル当たりのTFA含有量が0.3グラムを超える場合が違反に当たるとし、問題の商品が部分水素化工程を経ているか確認すべきで、直ちに不当表示と認定できないとの立場だ。
また、クロムの含有量(0.03~0.04ppm)は米食品医薬品局(FDA)がペットボトル入り飲料水に適用している基準(1ppm)を大幅に下回っており、自然に存在する水準の数値だとの認識を示した。
このため、6社は「食品の成分表示規定によると、TFAは部分水素化工程を経た非共役トランス脂肪酸を指す」として、新竹市の主張は誤りだと反論した。
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