ニュース 電子 作成日:2015年1月21日_記事番号:T00055028
コンシューマー製品向けIC設計の凌陽科技(サンプラス・テクノロジー)は20日、セットトップボックス(STB)用チップ部門を、中国の同業、中天聯科(Availink)に3億3,000万台湾元(約12億3,000万円)で売却すると発表した。第1四半期中に手続きを完了する予定だ。サンプラスは今後、高い収益が期待できる車載用チップ市場に専念する。21日付工商時報が報じた。
サンプラスの黄洲杰董事長は、STBは新興市場では依然需要があるものの、各市場で規格が異なる上、参入業者も多く、収益性が低下していると売却理由を挙げた。
同社のSTBチップ売上高は年間約10億元だが、ここ2〜3年は2億〜3億元の赤字が続いていた。一方、車載用チップは2014年売上高が約20億元、利益も約3億元に上った他、今年は下半期に自動車の先進運転支援システム「ADAS(エーダス)」向けチップの出荷が始まり、業績成長に貢献する見通しだ。
なおサンプラスは中天聯科の現金増資に応じ、同社に3億元を出資して株式16.67%を取得する予定だ。
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