ニュース 電子 作成日:2015年1月21日_記事番号:T00055032
アンドロイドOS(基本ソフト)搭載のスマートフォンを手掛けるメーカー各社が今年、指紋認証機能を搭載した機種の大規模展開を計画しており、指紋認証用ICの需要が増える見通しだ。一方で同ICを手掛けるチップサプライヤーは世界で40社以上に増えており、台湾のIC設計業者は、早ければ第3四半期に同ICの価格が下落し始め、生き残りを賭けたサバイバル戦がスタートするとの見方を示している。21日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、指紋認証用ICのコストは1個当たり2〜3米ドルとなっているが、完全なソリューションが存在せず、大多数のチップサプライヤーはソフトウエアおよびモジュールメーカーとの協力を余儀なくされるため、同ソリューションのオファー価格は8〜10米ドルの高水準を維持している。
こうした状況についてチップサプライヤーは、かつてのタッチコントローラICとよく似ていると指摘する。同ICは当初、オファー価格が5米ドル以上を維持していたが、参入メーカーが増え、ソリューション技術が成熟するにつれて急激に価格が低下。多くのIC設計業者が投資を取りやめ、撤退していったという。
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