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中科5期拡張計画、また環評大会通過ならず


ニュース 電子 作成日:2015年1月22日_記事番号:T00055056

中科5期拡張計画、また環評大会通過ならず

 環境保護署(環保署)は21日、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が18インチウエハー工場の建設を予定している中部科学工業園区(中科)台中園区の拡張計画(中科5期)に対する3度目の環境影響評価委員会大会(環評大会)を開いたものの、台中市政府環境保護局が提出した資料に一部化学物質に関する内容が欠けていると環境保護団体が指摘し、審議が紛糾した。最終的に資料を補足した上で再度審議することを魏国彦・環保署長が決定。今回も通過はならなかった。22日付工商時報が報じた。

 環評大会通過が遅れていることに対し、TSMCの何麗梅財務長は、このまま通過できなければ、先進製造プロセスへの投資に影響が出ないよう、当社は数カ月以内に南部科学工業園区(南科)での建設に変更すると表明した。

 中科5期は国防部の大肚山弾薬庫跡(53ヘクタール)に開発する計画で、観測によると、台湾積体電路製造(TSMC)は5,000億台湾元(約1兆9,000億円)を投じて10ナノメートル以下の先進プロセスの研究開発(R&D)拠点となる18インチ工場を建設する予定とされる。