ニュース 電子 作成日:2015年1月22日_記事番号:T00055058
22日付電子時報によると、プロセッサー大手のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は昨年下半期に行った大幅な組織再編が研究開発(R&D)およびマーケティングに影響を与え、ここ半年の間にグラフィックカード市場で急速にシェアを落としているようだ。これまで同社のグラフィックIC搭載グラフィックカードを手掛けてきたメーカーは調達を大幅に減らしており、台湾業界からはエヌビディアの勢力が強くなり過ぎるとの懸念の声が出ている。
AMDはそのグラフィックIC開発能力に高い評価を受け、これまで一定のシェアを維持しており、昨年上半期はGPU(グラフィックスプロセッサー)「Radeon R7」および「Radeon R9」の販売好調により、一時はシェアを50%まで伸ばし、エヌビディアに迫る勢いを見せた。
しかし同年下半期に、幹部の人事異動や人員削減を進めた結果、グラフィックカード市場における戦略に混乱が生じ、シェアは30%以下に急降下した。
グラフィックカードメーカーは、こうした状況が続けば、市場は1社の意向によって大きく左右される不健全な状態に陥ると指摘している。
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