ニュース 石油・化学 作成日:2015年1月23日_記事番号:T00055078
ポリ塩化ビニル(PVC)アジア最大手、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は、2月のPVC輸出価格を1トン当たり20~30米ドル引き上げた。23日付経済日報が報じた。
同社の2月輸出価格は、中国、東南アジア向けは1トン当たり20米ドル(2.5%)引き上げ820米ドルに、インド向けは30米ドル(3.6%)引き上げ860米ドルになる。
同社が先頭を切って値上げしたのは、▽原油価格の反転上昇見通し▽原料のエチレン価格が1トン当たり920米ドルで下げ止まる中、購買意欲を刺激できる▽各サプライヤーの在庫水準が高くない──ことなどが主因とみられる。
市場関係者は、アジア2大消費国のうち、インドでは川下メーカーの在庫水準が低下しており、中国では春節(旧正月、今年は2月19日)明けの需要に備え、在庫積み上げが始まったと指摘した。
証券会社は、台塑は原料の塩化ビニルモノマー(VCM)から生産する台湾唯一の一貫生産メーカーで、最終製品PVCの大幅値上げで利幅が拡大すると指摘した。
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