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兆豊金控、サブプライムで24億元の評価損


ニュース 金融 作成日:2008年2月15日_記事番号:T00005508

兆豊金控、サブプライムで24億元の評価損


 兆豊金融控股は14日、1月の業績を発表した。住宅ローン担保証券(RMBS)による24億5,000万台湾元(約83億7,000万円)の評価損を計上したことなどを受け、同月の損失は23億7,900万元に達した。15日付工商時報が伝えた。

 同社が単月ベースで損失を計上するのは近年例がなく、通年業績にも影響は必至だ。

 兆豊銀行は10億元余りの利益を上げていたが、RMBSの評価損計上で、14億3,300万元の純損失に転落。RMBSの評価損は、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による債券格付け下方修正が背景。証券子会社も株価急落や投資損失で10億3,900万元の損失を計上した。

 評価損計上の対象となったRMBSは11種で、格付け下方修正の対象に含まれなかった8種についても、今後の格付け動向は不透明だ。同社のサブプライム問題による損失計上額は累計で30億元に達した。