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クアンタ15年売上高、1兆元回復を目標


ニュース 電子 作成日:2015年1月23日_記事番号:T00055084

クアンタ15年売上高、1兆元回復を目標

 ノートパソコン受託生産最大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)の梁次震副董事長は22日、今年の売上目標として前年比8%増となる1兆台湾元(約3兆8,000億円)の回復を挙げ、ノートPC事業、クラウド関連事業、ウエアラブル(装着型)端末事業が成長の柱になるとの見通しを示した。同社は、2010~12年には売上高1兆元以上を維持していたが、13年と14年はノートPC市場の低迷で同水準を割り込んでいた。23日付工商時報が報じた。

 ノートPCは、昨年の出荷台数が前年比12.5%増の4,850万台で業界首位を守った。市場調査会社の拓ボク産業研究所(ボクはつちへんに僕のつくり、TRI)は、クアンタの今年の出荷台数について前年比2%増の4,950万台と予測している。

 クラウド関連事業について梁副董事長は、グーグルやフェイスブック(FB)といったクラウドサービス企業の業績が良いこと、またマイクロソフト(MS)もこの事業に大型投資を行うことから、昨年同様の成長を維持できるとした。

 また、ウエアラブル事業については、今年を「成長開始の1年」と捉えており、独占受注している米アップルの「アップルウオッチ」の発売は、3月から徐々に売り上げに反映されると期待感を示した。