ニュース 農林水産 作成日:2015年1月26日_記事番号:T00055097
鳥インフルエンザ拡大予防で、食肉処理場などを消毒するため、家禽(かきん)類の食肉処理が禁止された24日、台北市の卸売市場では鶏肉価格が7%上昇した。生きた豚の価格も1キログラム当たり85.17台湾元(約320円)と過去最高を更新した。25日付蘋果日報が報じた。
農委会の陳保基主任委員は、在庫水準に問題はなく、取引量も昨年同水準のため、慌てないよう消費者に呼び掛けた(24日=中央社)
行政院農業委員会(農委会)は23日夜、24日正午から28日正午まで家禽類の食肉処理を禁じると発表した。25日は休場のため実質3日間の禁止だ。
台湾区電動屠宰(と殺)工業公会は、4日間で食肉市場の損失は2億~3億元と予測した。
中華民国養鶏協会は、食肉処理を禁止する政策は誤りだと批判。黒鶏の地鶏は小売価格が1台斤(約600グラム)当たり60元から48元に下落し、購買意欲は6割下がったと指摘した。台北畜産運銷(台北ライブストック・プロダクト・マーケティング)は、24日の卸売価格は赤鶏の地鶏が98元と鳥インフルエンザ拡大前より3元値下がりし、白鶏は65元でほぼ同じと説明した。
一方、台湾大学獣医専業学院の頼秀穂名誉教授は、ウイルスの潜伏期間はガチョウ、アヒルが5日間、ニワトリが2~7日間なので、食肉処分禁止は5~7日間必要だと指摘した。
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